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猫が好きなんです Catsmemory

我が家の猫達の記録です。個人で出来る範囲の保護活動を行っています。

猫の介護

亜音が亡くなって一週間が過ぎました。早かったなぁ、今日は猫の介護について書こうと思います。

介護は綺麗事ばっかり言ってられないなとつくづく感じました。本当に大変だった。うちは二人で介護していたんだけれど一人でしないといけない状態だったらきっと発狂して鬱になっていたかもしれない。それくらい精神的・金銭的に追い込まれます。今回も記事長めです。

亜音が年を取ったなぁと感じたきっかけはトイレを失敗するようになったから。最初は数回だったのが、だんだん失敗の方が回数が多くなってきました。失敗するたびに床とトイレ掃除するのが日課になっていきました。まぁ仕方ないかって最初のころは思っていたんです。対策としてトイレの下に新聞をしくことにしました。でも新聞だから吸収力が悪いんですよね。新聞片付ける時に流れてきたりして・・・。まぁまだトイレで失敗しながらもしてくれてた時はよかったです。腎不全と言われてから体力がすっかり落ちてしまいトイレに行くまでもたないことが多くなったのでトイレを増設しました。(ホットカーペットの上にずっといたのでその周辺に)トイレの場所は近くなったけれどやっぱり前足しかトイレに入れないから失敗するんですね・・・。新聞だからカーペットの上に流れて行ったり、新聞の隙間にしちゃったり・・・。この時にペットシーツを買うようにしました。カーペットの上には私も座るからカーペットが汚れるのがとってもストレスでした。亜音を別の場所で過ごさせようとしてもまだその頃は歩くことが出来たからすぐカーペットの上に戻ってきちゃってたんですね。どこにでもペットシーツを敷き詰めるわけにはいかない。汚されるたびにゴシゴシ掃除してましたが、やっぱりだんだん臭ってくるんですよ。汚されることと臭いが一番ストレスでしたね。最後はペット用あんかを入れた籠の中に落ち着きましたが、そこにいくまで長かった。

吐くこともストレス

あまりにも吐くから病院に連れて行ったこともあったんですが、吐き気止めを入れてもらっても1日くらいしかもたずしょっちゅう吐いていました。最初のころは全く原因が分からなかったので、吐き癖がついていると思い込んでいました。ほぼ毎日吐くんです。固形から液体まで色々。それを掃除するのがまたストレスで・・・。カーペットや畳にされたときなんか臭いも残るし。今思えば市販のフードと気分が悪かったんでしょうね。腎不全用の食事と治療を始めたらほぼ全く吐かなくなりましたから。早く気付いてあげればよかった。何回か怒ってしまったことを後悔してます。

鳴き声もストレス

鳴き声もストレスでした。毎日夜中と明け方になると決まって大声で鳴くようになったんです。もともと地声が大きいだけにうるさかったなぁ。近所にも迷惑だし明け方5時位に鳴かれると2時間位早く起こされるわけだから。腎不全の治療を始めたらぴたっと鳴かなくなりました。何かアピールしていたのかなと考えると怒ってしまったことをまた後悔。

1日置きの通院は全く苦ではありませんでした。きっと今までの行動は病気だったからと納得できたから。ただ1回3,000円の治療費は高かった。最高1か月90,000円弱。生きていてほしいけどいつまで続くんだろうと度々思いましたね。

9月にいよいよダメだと思った時も生きてほしいと思う気持ちがある反面やっと終わると思ってしまったことも事実です。

後悔の嵐

怒ってしまったり、叩いてしまったり、ふと負の感情が湧いて来るのはごくたまにだったけれど、後でなぜあんなことしてしまったんだろうと後悔しましたね。もうしないって思っていてもやっぱりイラッとすることがあるんです。怒りと後悔のループでしたね。

そしていよいよ亜音が亡くなる数時間前・亡くなった直後、後悔しかありませんでした。本やネットで「ごめんねではなくありがとうと言ってあげましょう」って書いてあるけどとてもじゃないけど言えない。「ごめんね、ごめんね。きつかったね。もっと早く気付いてあげればよかった」一週間たった今もまだありがとうとは言えないです。

今、猫の介護をしている方へ

介護するまではね、猫の介護なんて人より楽じゃないのって思ってました。大変だろうなとは思っていましたけど。今までは「トイレの粗相くらいすぐ掃除すればいいじゃないの」「わざとしてるんじゃないんだから怒ったらかわいそう」「いつまでこの生活が続くんだろうなんて猫飼ったら最期まで見るのが当たり前でしょ」って思っていました。全部当たり前のことなんです。正論ですけどね、心が弱くなることもあります。介護してたら誰でも一度は怒りや負の感情が湧いてくると思います。でもふと我にかえってひどく後悔するんですよね。猫は何も悪くないのにって。こんなこと思ってしまう私って・・・。以下後悔の嵐。

介護はいつまでも続きません。必ず終わりがきます。たぶん猫が亡くなるとひどく後悔されると思います。怒りや負の感情は介護していると絶対ついてくるものだと思います。ニコニコ穏やかにできるほど人間出来てる人は少数じゃないでしょうか。

だから思ってしまった時には気分が落ち着いたら猫ちゃんをいつも以上に大事にしてあげてください。いつもより長く撫でてあげるとか、多く話しかけてあげるとか。私が亜音にしてあげたかったことです。してはいたんですがもっとしてあげればよかった。

部屋を汚されることに関しては、亜音が亡くなったらカーペットも畳も全部交換する!って決めたところ汚されてもあまりイラッとしなくなりましたね。実際、生きた証を捨てるみたいで交換できていないんですが。部屋を汚されてとてもストレスな方は絶対交換する!って決めるとストレスが和らぐかもしれません。少しでも猫との幸せな思い出が作れますように。

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