月曜日に来ていただいた探偵さんは「白澤実さん」というペット探偵という仕事を広めた先駆者の方。この仕事を始めて３０年、ジャパンロストペットレスキューの代表者のお師匠さんだそうです。日本中に白澤さんのお弟子さんがいてペット探偵などの仕事をされているそうですよ。月何日という感じで臨時でジャパンロストペットレスキューさんのお仕事を手伝っておられるそうです。本も出していらっしゃいますが、現在は購入することができません。そんな方に来ていただいて非常に心強かったです。
１日目
初日は現場検証。私たちが行ってきたことについてはダメだしの嵐（笑）もう、笑うしかなかったですよ。また別の機会にまとめます。私は仕事で同行できなかったのでまた聞きですが・・・。白澤さんはまず失踪現場を中心にした近所のゼンリン地図に一か所一か所、猫を飼っている家・犬を飼っている家、猫が嫌いな家、どんな猫を飼っているかなどなどびっくりするほど細かくチェックされていました。そして近所の家にポスタリングとポスター張りや聞き込み。近所をぐるっと回って怪しいポイントが３か所ほどあったみたいです。怪しいポイントの１か所にボロボロになった空家があったんですが、餌をちょこっと何箇所か撒いて、毛を採取するためガムテープを貼ったりされたそうで聞いてて「おぉ！探偵っぽい！」と思いました。あとはひたすら姿が見えないか張り込みをするとのこと。白澤さんからは逐一ショートメールで報告が入ります。収穫がなかったときは涙を流している絵文字が件名に入り、メールが来るたびに一喜一憂していました。１日目はルーシーの情報は何も得られませんでした。
２日目
空家の餌を食べていたのは別の猫ということが判明。特にこれといって収穫もなし。だんだん、また暗い気持ちになっていきました。でもずっと探してくれていると思うと気が大分楽でした。夕方の６時半頃、張り込みを終了しようと白澤さんが山の方を振り向いた瞬間、後姿が白いしっぽが長い猫を見たと報告が入りました。写真を撮ろうと頑張って走ってくれたようでしたが、見失ってしまったとのこと。その場所も白澤さんが怪しいと思っていたポイントの１つでした。「ルーシーかな、ルーシーかな！」と家族全員興奮。次の日が雨の予報だったので捜索は休みとなり、延長するかどうかは３日目に決めることにしました。
３日目
雨は結構ひどかったです。白澤さんから猫のマーキングが洗い流されて雨が止んだら出てくる可能性が高いと報告が入りました。
４日目
朝９時に里親希望者からラインが入っているのに気が付きました。送信時間は朝５時半頃。玄関先でルーシーの鳴き声がしたから急いで出て行ったら顔が白い子が少し離れた柱から見ていた。餌をもって呼んだり色々したけれど近くに別の猫がいたから逃げてしまったという内容でした。でもあの子は絶対ルーシーだった。内容を見てしまった・・・と思いました。里親希望者に白澤さんの携帯番号を教えておけばよかった。白澤さんから早ければ早いほど対応が打てたのにと言われてしまいました。でもこの事でルーシーは生きており近くにいるということを確信し、とても安心しました。
白澤さんから「あとはもう根競べ。毎日毎日捕獲器の様子を見続けるしかない。一度降りてきているから、また降りてくる可能性もある」と言われたので捕獲器だけ借りて延長はしませんでした。この時に「絶対に捕まえるまであきらめない」と心に決めました。探索が終わった後もこちらからの質問などにはアドバイスをすぐに返信してくださいました。アパートに仕掛けた捕獲器に２回別の猫が入ったことを伝えると山に帰っている可能性が高いから移した方がいいと言われ、指示どおりにしたところ結果的に山で捕獲したので帰っていました。
結果的にルーシーを捕まえたのは私たちですが、ジャパンロストペットレスキュー様に依頼して本当によかったです。どこを探せばよいか途方に暮れていたのに、怪しいと思われるポイントをすぐに見つけ出し、実際そこで目撃された。生きているということと、隠れている場所が分っただけで依頼した甲斐があります。白澤さんには猫の生態など色々教えてくださり勉強にもなりました。捕獲器の使い方もばっちりマスターしました。そして、不安で不安でたまらない状況の時に丁寧に対応してくださった代表者様の人柄。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
2019年12月20日追記
どうも最近ジャパンロストペットレスキューの評判が良くないんですよね。
ルーシーは白澤さんが来てくれたから見つかったのかもしれないと思うようになりました。
白澤さんツイッターされてますのでＩＤを載せておきますね。
