今度はヤマ・ミケミ・ライオンのビフォーアフターです。この子たちは本当に綺麗になった。改めて写真を見返すと本当にこんなに綺麗になってくれてうれしいです。汚い、ひどい状態で来た子も絶対に綺麗になります今回も我が家に来た経緯を書きます。
６月に知り合いの方から近所で猫に餌をあげていた方が病気で病院に運ばれたが亡くなってしまった。亡くなった方には妹がいたが「猫をよろしくお願いします」という言葉とフード２袋置いていっただけですぐ帰ってしまったそう。猫達が寝床にしていた小屋も壊されてしまい、アパートの駐車場に住み着いている状態。交通量が非常に多いところでいつ事故にあってもおかしくないし、車に傷がつくとご近所からも嫌がられていました。健康状態も非常に悪く地域猫活動をしている知り合いと保護したのでした。
☆ヤマ【ビフォー】
「疥癬（かいせん）」で体中ガッサガサでした。ガリガリに痩せており目つきも非常に悪かった。白い部分は全て黄土色をしていて毛も茶色でした。
【アフター】
「疥癬（かいせん）」はすっかり良くなり太ってムチムチになりました。顔つきも穏やかになり目も逆三角形から丸い目になりました。茶色だった毛は生え換わりくっきりとしたキジ柄が浮き出てきました。触られるのは相変わらずあまり好きではないけど、ケージの外から体をポンポンと叩いてあげると喜んでクルクル回っています。
☆ミケミ
【ビフォー】
この子も軽い疥癬（かいせん）でした。体はガリガリなのにお腹だけポッコリしていて怪しいと病院にいったところ妊娠していました。かわいそうでしたが堕胎しました。捕まえる時は中々触らせてくれなかったので捕獲器で捕まえました。
【アフター】
手術をしたらどんどんムチムチになっていきました。穏やかな顔つきになりました。本当は人が大好きな子です。保護してからしばらくは全く鳴きませんでしたが（鳴くマネはしますが声が出ません）やっと静かに鳴くようになってきました。野良のような環境だと猫は鳴きません。他の猫や動物に襲われてしまうから。この子も非常に人慣れしていたので譲渡できるかもと思い血液検査しましたが、猫エイズ陽性反応がでました。猫小屋では他の猫達とも仲良く過ごしています。
☆ライオン
中々触らせてくれない子でした。近づくとすぐ歩いて距離をとっていました。顔のまわりの毛がライオンのタテガミのようでした。体はガリガリでした。
【ビフォー】
いつも疲れた顔をして横になってばかりでした。血尿をしていて水も良く飲むし、よだれも出てきて余り長く生きれないかなと思っていましたが・・・。
【アフター】
本当にきれいになりました。時々よだれが出ることもありますが、出ないときはとってもきれいです。撫でてもらうのが大好きで鳴いて催促します。血尿も腎臓ケア用のご飯で今は落ち着いています。どの子たちも保護した当初は疲れ果てた顔をして全く覇気がありませんでした。安心な寝床とご飯を貰えると分かってから顔つきや態度が変わってきました。劣悪な環境を覚えているのかヤマとライオンはケージが大好きです。特別な事は何もしていません、適切な医療と毎日のご飯、愛情もってお世話をしてあげるだけでこれだけ見違えます。避妊去勢後は元居た場所に戻すと言っていましたが出来るはずもなく、健康状態も良くないので譲渡先が見つかるのもほぼないだろうということで今後も我が家で生活していきます。
