オス猫とメス猫の性格の傾向について、10年以上猫達のお世話をしている私の感想をお伝えします。
個体差はありますが「大体こんな傾向があるよ。」という意味なので気楽にみてくださいね。
オス猫の性格傾向
甘えん坊
これは飼い主に対してです。特に去勢をしたオス猫は精神年齢が子猫のままになるため甘えてきます。
具体的にどのように甘えてくるかというと・・・
触るとすぐゴロゴロいう、いつもそばにいる、撫でられるのが好き、抱っこが好きな子もいる。気を引こうと物を落としたり、飼い主の顔を見ながら壁を引っかく。お風呂・トイレについてくる。寝るとき付いてきて一緒に寝る。作業をしていると目の前に座って邪魔する。などなど。
猫飼いあるあるです。このようなことは信頼関係がある飼い主にしかしません。飼い主にしか見せない可愛さを感じることが猫にドはまりする要因だと思っています。
メス猫も同じように甘えてくるので、そこは性別関係ないと思います。
やんちゃで好奇心旺盛
猫は大体やんちゃで好奇心旺盛ですが、若いオス猫の方がその傾向は強いように思います。
おもちゃで遊んであげるとアグレッシブに激しく動く子が多い気がします。ねこじゃらしなんか大好きです。
段ボールベッドで寝ている子は、箱を引きちぎって自分の寝床をボロボロにしています。
他の猫に対して好戦的(個体差があります)
これは個体差がありますが、我が家の猫で好戦的な猫は元野良の子です。
特に外の生活が長かった子は喧嘩っ早い傾向があります。
野良で外で生活しているということは去勢されていないケースが多いので、精神が成熟しています。成猫にになったオス猫は、縄張りを守るためにあちこちにマーキングします。スプレーと呼ばれますが、おしっこを壁や草むらなどどこにでもします。
縄張りに入ってきたオス猫とは戦いますのでいつも傷だらけです。
このような状態で保護し去勢をすると、精神は子猫状態に戻る子が多いです。ただ一度覚えたスプレーは忘れることなく、気に入らない先住猫がいたり同じように喧嘩っ早い元野良の子がいたりすると、あちこちにスプレーしたり喧嘩したりで大変なことになります。このような状態になってしまうと、部屋を分けるなどして鉢合わせしないようにするしか解決策はありません。
なので、生後半年すぎたら去勢手術を必ずしましょう。発情して脱走しようとすることも増えますし、家の中でスプレーし始める子もいます。
永遠の少年
オス猫はメス猫よりも幼いように感じます。
甘えてくる頻度は、オス猫の方が若干高いかなと思います。
悪いことをした時に怒りますが、オス猫は根に持ちません。メス猫はしばらく警戒します。
甘える、やんちゃ、喧嘩など総合的に見ているとオス猫は永遠の少年だと思います。
寝相もアグレッシブな子が多いです。
メス猫の性格傾向
甘えん坊
オス猫と甘え方は変わりません。少し違うなと思うところは、メス猫は本当に甘えたいときだけ甘えてきます。別に甘えたくない時は離れたところで寝てたりしています。
普段触らせてくれないのに、お腹が空いたときだけ触らせるという子もいます。
怖がりだったり消極的
基本的に大人しく自己主張をあまりしない気がします。甘え方もオス猫は目を見ながらガンガン訴えてくるのですが、メス猫は飼い主の視界に入る場所でこちらをじっと見ながら待っています。オス猫のようにガンガン甘えてくる子もいますが、消極的な子が多い印象です。ただ目的を達成するまでは飼い主の視界から離れません。
元野良の子は警戒心がオス猫よりも強く、中々慣れてくれない子もいます。
病院など嫌がることをしてしまうと信頼関係が崩れてしまいます。そうなってしまうと信頼を再構築するのに時間がかかります。
神経質で好戦的(個体差があります)
怖がりで消極的な子は神経質気味です。ここであげているのは別の意味で神経質な子です。
簡単に言うと自分の気に入らない猫をいじめるような子です。
オス猫の喧嘩と一緒?と思いますが違います。オス猫の喧嘩の場合はお互いがにらみ合ってどうしても引けないという状態になったときに喧嘩に発展します。
メス猫の神経質で好戦的な子は最初から臨戦態勢です。相手はどうも思っていないのに自分が気に入らないので、一人で怒って相手に向かって行って叩いたり追いかけたりして相手は心の準備が出来ておらず逃げます。
オス猫より強いメス猫もいます。
オス猫より大人
オス猫はストレートに欲求をぶつけてきますが、メス猫は少し控えめです。
自分が甘えたくない時は好きに過ごしていたりするので、自立心が高いなと感じます。
まとめ
あくまでも私の経験で感じていることなので、すべてのオス・メス猫に当てはまることではありません。
沢山の猫達と接してきて、ほんとに猫それぞれ性格が違うなと感じています。
その中でもオスとメスでは何となく傾向があるなという気がしたので書いてみました。
皆さんの猫ちゃんにも当てはまりましたでしょうか。